会場に詰め掛ける人、人、人。
これが大グレン団!これが『天元突破グレンラガン』!!2008年8月10日、東京厚生年金会館(ウェルシティ東京)で劇場版『天元突破グレンラガン 紅蓮篇』の公開を記念して、前夜祭イベントが開催されました。チケットは全席即日完売。当日は開演前から物販ブースを急きょオープンするなど、ファンの熱意は高まるばかり。開場前にシモンとカミナの声によるアナウンスが流れると、大歓声で迎えます。シモンを演じる柿原徹也さんが興奮して、思わずナレーションを噛んでしまうと、会場は大爆笑。開演前から会場はオーバーヒート気味です。
やがて、開演の音楽と同時に、出演者が登場。柿原徹也さん(シモン役)、小西克幸さん(カミナ役)、井上麻里奈さん(ヨーコ役)、福井裕佳梨さん(ニア役)、伊藤静さん(ブータ役)、斎賀みつきさん(ロシウ役)、檜山修之さん(ヴィラル役)、小野坂昌也さん(リーロン役)、谷山紀章さん(キタン役)の皆さんが、舞台にせりあがって姿を見せました。司会ははりけ~んず前田さん。
シモン役 柿原徹也さん |
カミナ役 小西克幸さん |
ヨーコ役 井上麻里奈さん |
ニア役 福井裕佳梨さん |
ブータ役 伊藤静さん |
ロシウ役 斎賀みつきさん |
ヴィラル役 檜山修之さん |
リーロン役 小野坂昌也さん |
キタン役 谷山紀章さん |
ふたつ目のコーナーは「お前のネタで天を衝け!」。
なんと、このコーナーは出演者による大喜利。羽織を着て、座布団に座り、司会が出題したお題にとんちとユーモアで答えます。お題はこんな感じ――「私立グレンラガン学園登校初日! 遅刻して教室にやってきたグレンラガンのキャラ。どんな言い訳を言う?」
次のコーナーは劇場版最新情報と主題歌を歌う中川翔子さんからのビデオメッセージ。主題歌「続く世界」の初お披露目! そして劇場版「紅蓮篇」のアフレコ秘話が語られました。
「紅蓮篇」の音声は、すべてメインキャストによる再アフレコがなされています。TVシリーズよりも、進化した演技が期待されます。小西さんと柿原さんは、ずっと叫びっぱなし、声が枯れそうになってしまったのだとか。そのとき、栄養ドリンク剤でうがいをすると喉が復活するという話を聞いた小西さんは、ドリンク剤を大量に入手。うがいをし続けて、乗り切ったのだとか。まさに体力の極限までアフレコが行われたのです。
コーナーの最後には大発表。
2009年春に劇場版『天元突破グレンラガン螺巌篇』の公開が発表されました。これは『紅蓮篇』の続編にあたる物語。まだまだ『グレンラガン』の世界は終わりません。
10分の休憩のあとは『天元突破グレンラガン』のBGM生演奏。バイオリン×2、ビオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ、ドラム(パーカッション)の編成でBGMが生演奏されました。思わず、井上さんの目に涙が浮かぶほどの感動的な演奏。そこに、作曲家の岩崎琢さんが登壇し、自らのピアノ演奏を披露してくれました。
後半戦は「中島かずきの一問一答」のコーナーから。これは『天元突破グレンラガン』のシリーズ構成と脚本を担当した中島かずきさんに『天元突破グレンラガン』の謎を聞こうというもの。「なんで男の人は浮気をするんですか?」という質問に対し、中島さんは「それは螺旋力がそうさせるんです」という珍回答を展開。本当か嘘かわからない回答ぶりが、爆笑を生んでいました。 続いてのコーナーは「伊藤静のブータ語講座」。チビブタモグラのブータが、本当は何と言っているのかを出演者が当てる難しいコーナー。ブータは言葉遣いが荒かったり、関西弁だったりと、様々な新説が会場で明かされました。やがて、ブータが「ハッピーバースデー」としゃべっていることが明らかに。
なんと、谷山さんの誕生日を祝福していたのです。
谷山紀章さんは8月11日生まれ。イベントの翌日が誕生日だったのです。
観客といっしょにハッピーバースデーの歌が歌われ、巨大なケーキのロウソクの火を谷山さんが一気に吹き消しました。谷山さんはうれしさのあまり、ケーキに顔をダイブ。[6878]クリームだらけになりながら、観客の声援に応えたのです。
そして「生アフレコ」のコーナーへ突入。 『天元突破グレンラガン』名シーンを出演者たちがライブで見事に演じます。最初はオリジナルのメンバーで、二度目はシャッフルしたメンバーで演じるというもの。感動的なシーンが、なぜかコミカルになる、思わぬ変化が見どころ。第8話の合体シーン、第27話の全員の口上シーンの生アフレコは鳥肌が立つほどの大歓声に迎えられました。