劇場版天元突破グレンラガン【紅蓮篇】

ロージェノム役の池田成志さんに劇場版「天元突破グレンラガン紅蓮篇」のアフレコについてお話をお聞きしました。

――アニメのアフレコを経験されるのはTVシリーズ「天元突破グレンラガン」が初めてということですが、今回の劇場版で、そろそろ慣れましたか？

――螺旋王ロージェノムという役は、TVシリーズでは紆余曲折の運命をたどりますが、こういった複雑な設定を、演じる前の池田さんはご存じでしたか？

池田: 知りませんでした。シリーズ構成の中島かずきさんが僕に声をかけたときに、こんな展開を考えていたとは……。ロージェノムが、過去にアンチスパイラルといきさつがあったということは知りませんでした。

――今回の「劇場版天元突破グレンラガン紅蓮篇」では、そういった過去をすべて知ったうえで演じるわけですが。

――実際に演じてみて、いかがでしたか？

池田: 実は今回、さらに新しいロージェノムのエピソードがつづられるんです。ロージェノムが登場するパートは、ほとんどが強烈な絵になっていて、その絵で十分圧倒されるんです。じつは、アンチスパイラル役の上川隆也さんとはじめて一緒にアフレコしました（笑）。

――「天元突破グレンラガン」に参加することで、アニメに対する印象は変わりましたか？

池田: ずっとアニメは大好きだったんです。だけど「天元突破グレンラガン」は別格ですね。僕が好きだったアニメに比べて、アクションもドラマもずっと激しくなっているなと思います。たとえば、「ルパン三世カリオストロの城」や「未来少年コナン」のような過去の名作アニメでは、主人公たちが理屈を超えた活躍をしますよね。グレンラガンも同じ感覚があるんです。「グレンラガンってこんな性能があったの？」って驚くぐらい、全身からドリルが飛び出すし、むちゃくちゃな合体をするし。理屈じゃなくて、感情であらゆるものが動きだす。見ていると元気がでてくるんです。この感覚は懐かしくて、新しいなと思って、楽しみながら見ていました。おそらく、それはアニメーターのみなさんの熱意が作品に込められているんだと思います。

――劇場版「天元突破グレンラガン紅蓮篇」で注目したいキャラクターはいますか？

――大グレン団のメカニックのレイテさん（のちに人妻）ですね。

――さて、気になるポイントも多い劇場版「天元突破グレンラガン紅蓮篇」ですが、意気込みはいかがですか？

池田: 劇場版「天元突破グレンラガン紅蓮篇」は久々に観ているファンが、グッと来る、気合の入る作品になっていると思います。TVシリーズを観ていた方はダイジェストという感じではありますけど、新しいパートもありますし、応援してくださるともっと何本も劇場版をつくることができると思いますので、熱い応援をして欲しいですね。もし今後も劇場版があるとしたら、ぜひ「グレンラガン」の過去のエピソードが知りたいですね。「スター・ウォーズ」の「エピソードI～III」のような物語があってもいいんじゃないかな（笑）。